歯を守るマウスピース

歯科技工士

マウスピースときくと、ボクシングやラグビーなど、
『スポーツをがっつりやる人のもの』

といったイメージをされる方が多いのでは?

実は、マウスピースは皆さんの寝ている間
『歯ぎしりから歯を守る』
アイテムとして注目されています。

知ってください!歯ぎしりのいろいろ

歯科衛生士

なぜ「歯ぎしり」するのか?
はっきりした原因はわかりません。
ストレスが影響しているのでは?という
研究の報告があるため、
リラックスして眠ることが
大切なのかもしれません

最近は、「歯ぎしりしているみたいで」と
自己申告される方も多くなってきましたが、
他の人から指摘される方がほとんどです。

寝ているときのことはわかりませんね。

こんなことはありませんか?

歯科医師

1)寝ているときに
ギリギリ音がする

他の人(一緒に寝ている人)に
指摘されることが多い

歯科医師

2)目覚めたとき、
顎のあたり(顎の関節)に
痛みや疲労感がある

首や肩の痛みや片頭痛等、
他の症状がある時も・・

 

歯ぎしり=ギリギリ だけじゃない!
~ 歯ぎしりの種類 ~

歯科衛生士

「カチカチ」と歯を噛み合わせる
力は入っていなくても、
連続して動かすクセになっている人も


歯科助手


一般的な歯ぎしり
ギリギリ音がすることもありますが
無音の場合も


歯科助手

ぐぅ~っと噛みしめる
あまり音がしません
気が付いていないひとは、
このパターンが多いです



実は、私たちがお口を拝見させていただくと、
一目で「噛みしめている(歯ぎしり)かな?」と
気が付くこともあります。

お口の中に力こぶのようなものがあったり、
歯が平ら(削れている)になっていたり・・
症状として見えることもあるのです。

「歯ぎしり」何がいけないの?

「歯ぎしりしてませんか?」と声をかけると
「言われたことありますけど、歯医者に関係あります?」と逆質問が。

歯医者は「歯」の事、虫歯・歯周病だけと
思いこまれている人がとても多い!

咬み合せや噛みしめも大事なお口の問題です。

「歯ぎしりって歯医者さんに相談するんだ」と
初めて知る人もいるくらい
大きな問題と感じていないのです。

あまり軽視してはいけません!

歯を失う原因として急増しているのが「歯根破折」

文字通り、歯の根が折れることなのですが、
その根源が「歯ぎしり」といわれているのです。

また、歯周病が進行する原因ともいわれており、
歯には「百害あって一利なし」

対策といってもどうするの?

少しでも歯に負担がかからないように
就寝時の「マウスピース」装着をおススメします。

このマウスピースは、被せものを作る時と同じ、
型取りとするので、あなただけのオーダーメイド品!

ぴったりフィットするので違和感も少なく、
寝ている間にとれてしまうことも少ないです。

市販のものもありますが、
歯科で作るオーダーメイド品とは、全く違います!

健康保険の適用もできるため、
一度お試しいただくこともよいでしょう。

なお、歯科治療が終わった後の方が、おススメですよ。

知ってください!スポーツマウスガード

歯科技工士

歯医者さんでもどうにもできないことが多いのが・・
「前歯が折れた」

小さなお子さんが転んで折れる場合は、ほとんどが乳歯。
私たちが危惧しているのは、
小学生以上のスポーツのバッティング(衝突)による破折です。
 
特に気を付けてほしいのが、サッカー・ラグビー・バスケ。
ゴール前で勢い余って、前歯に頭が当たって「バキッ」
 
流血騒動になり、親御さんもあわててご来院されることも。
状態が良ければ、再植といって、もう一度戻す場合もあります。
ただし、上手くいかないこともあり、歯を補う治療になることも。

そうならないために、スポーツをされる方は、
大人子供関わらず、スポーツマウスガードの装着を!!

ボクサーがつけるマウスピースみたいなやつでしょ? 
違和感が強そう・・。
 
歯は、スポーツにとっても重要な役割があり、
最近はプロスポーツ選手も当たり前のように使っています。

しっかりと噛めることは、力を発揮するときや
集中するときにとても大切な役割を果たします。

確かに、入れているという感覚はありますが、万が一の歯を守る保険です。

歯を守りつつ、より実力が発揮できるのだから、一石二鳥!

市販品のスポーツマウスガードと違い、
歯を作る時と同じ型取りをして作るオーダーメイド品。
だから、フィット感も高く、違和感も少ないです。


中高の部活動では、マウスガードを作る事を求められる場合もあります。

先生は、スポーツ歯科の研修会に参加して研究しました。
専用の器械も導入し、素材や厚みも選べるようになりました。


空手などの格闘技をされる方にもお作りし、好評でした。

ただし、スポーツマウスガードは自費診療になります。
お子さんは、顎の成長とともに作り変える必要があるため、
学生割引も導入しています。ぜひ一度ご検討ください!

マウスピース・マウスガードのお手入れ

 

使ったら流水で洗うだけ
専用の洗浄剤もあります
※熱湯厳禁・変形します!




洗った後は専用ケースに!

紛失原因NO1は
ティッシュにくるむこと
間違って捨ててしまう危険が